パテック フィリップのノーチラスは、正規店で定価購入することが最も難しい腕時計のひとつです。予約リストへの記載すら断られ、二次流通市場では定価の数倍の価格が当たり前になっています。
そして2026年は、ノーチラスにとって特別な年になりました。1976年の誕生から50周年を迎え、2026年4月のウォッチズ&ワンダーズで記念モデルが正式に発表されたからです。
この記事では、実際に発表された50周年記念モデルの詳細、現行モデルの最新定価、そして正規店で定価購入を目指すための現実的な道筋を、公式情報と2026年7月時点の相場データに基づいて整理します。
【2026年最新】ノーチラス50周年記念モデルの全貌

まず2026年最大のトピックから確認します。ノーチラス50周年記念モデルは噂や予想ではなく、すでに正式発表されている実在のモデルです。
記念モデル4点のラインナップと価格
2026年4月のウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブで、腕時計3型とデスククロック1型が発表されました。
| 型番 | 素材・仕様 | 限定本数 | 公式サイト表示価格 |
|---|---|---|---|
| 5810/1G-001 | WG 41mm・ブレスレット | 2,000本 | 15,260,000円 |
| 5810G-001 | WG 41mm・ストラップ・バゲットダイヤ0.39ct | 1,000本 | 12,210,000円 |
| 5610/1P-001 | Pt 38mm・ブレスレット・9時位置にダイヤ1石 | 2,000本 | 18,320,000円 |
| 958G-001 | WG 50.65mm・デスククロック | 100本 | 約41,720,000円 |
限定本数については注意が必要です。英語圏の記事では5810/1G-001を1,000本、5610/1P-001を2,000本と取り違えて紹介しているものが流通していますが、公式サイトの記載は上表のとおりです。
秒針も日付もない——初代3700への回帰
記念モデル3型に共通する最大の特徴は、センターセコンドと日付表示を廃した2針仕様である点です。
現行の5811/1G-001が日付とセンターセコンドを備えるのに対し、記念モデルはあえてそれらを取り払いました。これは1976年の初代Ref.3700/1Aの構成に立ち返る意図によるものです。ケース厚はいずれも6.9mmと薄く仕上げられています。
搭載されるのはキャリバー240。直径27.5mm、厚さ2.53mm、152部品27石、パワーリザーブは最低48時間の自動巻ムーブメントです。ダイヤルはブルーのサンバーストに横縞のエンボス加工という、ノーチラス伝統の意匠が踏襲されています。
ローターに刻まれた「50 1976 – 2026」
記念モデルであることを最も象徴するのが、22Kゴールド製ミニローターに施された「50 1976 – 2026」の刻印です。シースルーバックから確認できます。
初代Ref.3700/1Aは1976年のバーゼルフェアで発表されました。ケース径42mm、厚さ7.6mmで、当時のスポーツウォッチとしては規格外の大きさから「ジャンボ」の通称で知られています。デザインを手がけたのはジェラルド・ジェンタで、1972年のロイヤルオークに続く一体型ブレスレットのラグジュアリースポーツウォッチでした。
なお「夕食の席で5分ほどでスケッチした」「客船の舷窓から着想を得た」という有名な逸話は、ジェンタ本人が後年に語ったものです。一次資料で裏付けられているわけではないため、伝説として受け取っておくのが妥当でしょう。
また、2026年6月7日からジュネーブのパテック フィリップ・ミュージアムで50周年記念展示が開催されており、2027年初頭まで続く予定です。
50周年モデルは定価で買えるのか
結論から言えば、一般の新規顧客が定価で入手できる可能性は極めて低いと考えるべきです。
合計5,000本という限定数に対し、世界中の既存優良顧客からの需要が集中します。通常の現行モデルですら新規顧客への案内が困難な状況で、記念モデルの配分が新規に回ってくることは想定しにくいのが実情です。
現実的には、二次流通市場での購入が主な入手経路になります。ただし後述するとおり、ノーチラスの二次流通価格は定価の2倍から6倍という水準にあります。
ノーチラス50年の系譜を整理する
50周年という節目を理解するために、ノーチラスがどう変遷してきたのかを押さえておきます。ここには広く誤って説明されている部分があるので、正確に整理します。
1976年|初代Ref.3700/1A「ジャンボ」
すべての始まりが、1976年にバーゼルフェアで発表されたRef.3700/1Aです。ケース径は42mm、厚さ7.6mm。ケースとベゼルが一体となったモノブロック構造を採用していました。
ここで注意したいのが、この「42mm」が耳から耳(ear-to-ear)で測った寸法だという点です。現在一般的に使われる10時-4時方向での表記とは基準が異なるため、後年のモデルと単純比較すると誤解を招きます。
ステンレススチール製でありながら、当時の金無垢時計に匹敵する価格が設定されたことでも知られています。
1980年代|ミッドサイズの3800は「後継」ではない
ここが最も誤解されている部分です。「3700の後を3800が継いだ」という説明を頻繁に見かけますが、これは正確ではありません。
3800は1981年に登場したミッドサイズの別ラインで、3700と並行して展開されました。ケース径は37.5mm(耳から耳)、10時-4時方向では約35mm。自動巻キャリバー335 SCを搭載し、2006年まで生産されています。
同時期には1980年にレディースのクオーツモデル4700(27mm)、1981年にユニセックスのクオーツ3900(33mm)も加わっており、ノーチラスは早い段階から大型系とミッドサイズ系という2系統で展開されていました。
1990年|大型ノーチラスが一度消えている
あまり知られていませんが、初代3700は1990年に生産終了しています。約14年の生産期間でした。
その後、大型のノーチラスが不在の期間がしばらく続きます。1990年代後半にパワーリザーブ表示を備えた3710が登場して大型系が復活しますが、この空白期間の存在は「ノーチラスがずっと不動の人気だった」というイメージとは異なる史実です。
2006年|30周年の5711
現在のノーチラス人気を決定づけたのが、誕生30周年にあたる2006年に登場した5711です。ケース径は40mm(10時-4時方向)。
このモデルが2021年に廃番となったことで、ノーチラスの相場は決定的に変わりました。
2022年|5811はスチールではなくホワイトゴールドだった
5711の後継として2022年10月に発表されたのが5811/1G-001です。ケース径41mm、厚さ8.2mm。ケース構造が初代3700と同じ2ピース構造に回帰した点が技術的な見どころです。
市場の多くがステンレスでの後継を予想するなか、パテック フィリップが選んだのはホワイトゴールドでした。専門メディアは、同社がスチールモデルの生産比率を高めることに一貫して消極的である点を背景として指摘しています。
ノーチラスが正規店で買えない構造的な理由

なぜここまで買えないのか。感覚的な「人気だから」ではなく、構造で理解しておきましょう。
理由1:年産約7万2000本という母数の小ささ
パテック フィリップは生産数を公式発表していませんが、モルガン・スタンレーとLuxeConsultの推計では2025年の年間生産数は約7万2000本とされています。
この数字を、ノーチラス、アクアノート、カラトラバ、グランドコンプリケーションなど全コレクションで分け合います。さらに世界各国の正規販売店に配分されるため、1店舗あたりに割り当てられるノーチラスは年間ごく僅かな本数にとどまります。
需要が増えても増産しないという方針を長年維持していることが、この構造を固定化させています。
理由2:5711の廃番が決定づけた希少性
ノーチラスの入手難易度を決定的に押し上げたのが、ステンレスモデル5711/1A-010の廃番です。
2021年1月、社長のティエリー・スターンが廃番を表明。その後、最終仕様となるオリーブグリーンダイヤルの5711/1A-014が2021年4月から2022年初頭まで生産され、シリーズは終了しました。別途、ティファニーブルーダイヤルの特別版が170本製作されています。
ここで正確に押さえておきたいのは、5711という型番自体が消滅したわけではないという点です。実用的なステンレスモデルは終了しましたが、プラチナ製の宝飾版(5711/110P-001〜5711/113P-001)は現行カタログに残っています。「5711は完全に消滅した」という記述をよく見かけますが、正確ではありません。
理由3:中古相場が前年比40%上昇している
2026年7月時点で、ノーチラス全体の中古相場は平均約2,568万円。前年比で約40.1%、金額にして約736万円の上昇です。6か月前と比較しても47.5%上昇しています。
円安が海外からの需要と重なり、国内相場を押し上げている構図です。この値動きが投資目的の需要をさらに呼び込み、正規店の予約枠を圧迫するという循環が続いています。
現行ノーチラスの定価一覧【2026年】
記念モデル以外の現行ラインナップも確認しておきます。以下はパテック フィリップ公式サイトに表示されている価格です。
| 型番 | 内容 | 公式サイト表示価格 |
|---|---|---|
| 7118/1A-001 | SS 35.2mm(ミッドサイズ) | 5,840,000円 |
| 5726A-001 | SS 40.5mm・年次カレンダー | 9,280,000円 |
| 5990/1A-011 | SS 40.5mm・フライバッククロノ+トラベルタイム | 12,520,000円 |
| 7118/1200R-001 | RG 35.2mm・ベゼルダイヤ56石 | 12,480,000円 |
| 5811/1G-001 | WG 41mm・日付+センターセコンド | 13,350,000円 |
| 5712/1R-001 | RG 40mm・ムーンフェイズ | 15,890,000円 |
| 5740/1G-001 | WG 40mm・永久カレンダー | 28,980,000円 |
ここで一点、よくある誤解を訂正しておきます。5990と5726は廃番ではありません。廃番になったのは5990/1A-001であり、後継のステンレス5990/1A-011は現行モデルです。5726A-001も現行として公式カタログに掲載されています。
主要モデルのスペック比較
同じノーチラスでも、サイズも搭載機能も大きく異なります。
| 型番 | 径 | 厚さ | キャリバー | 主な機能 |
|---|---|---|---|---|
| 7118/1A-001 | 35.2mm | 8.62mm | 26-330 S C | 日付・センターセコンド |
| 5811/1G-001 | 41mm | 8.2mm | 26-330 S C | 日付・センターセコンド |
| 5712/1R-001 | 40mm | 8.52mm | 240 PS IRM C LU | ムーンフェイズ/パワーリザーブ/スモールセコンド/ポインターデイト |
| 5726A-001 | 40.5mm | 11.3mm | 26-330 S QA LU 24H | 年次カレンダー(曜日・日付・月)/ムーンフェイズ/24時間表示 |
| 5990/1A-011 | 40.5mm | 12.53mm | CH 28-520 C FUS | フライバッククロノ/デュアルタイム/両タイムゾーン昼夜表示 |
いくつか補足します。5712/1R-001の日付は針で示すポインターデイトで、窓表示ではありません。5990/1A-011はホームタイムをスケルトン針、ローカルタイムを無垢針で表示し、9時側にタイムゾーン操作用のプッシャーを内蔵します。厚さ12.53mmと現行で最も厚いモデルです。
また7118/1A-001は公式にレディースとして位置づけられている点に注意してください。35.2mmというサイズからユニセックスとして紹介されることがありますが、公式の説明文では「ladies’」と明記されています。
5811/1G-001の定価は2年で26%上昇した
現行ノーチラスの中心的存在である5811/1G-001の定価推移を見てみます。
| 時点 | 定価 |
|---|---|
| 2024年3月 | 10,570,000円 |
| 2024年4月 | 11,100,000円 |
| 2024年9月 | 11,440,000円 |
| 2025年4月 | 11,770,000円 |
| 現在(公式サイト表示) | 13,350,000円 |
2024年3月からの約2年間で、定価は約278万円、率にして約26%上昇しています。とくに2025年4月以降の上げ幅が大きく、約13.4%の引き上げとなりました。
この上昇は「待てば買えるかもしれないが、待つほど定価そのものが上がる」という状況を意味します。ノーチラスに限らず、パテック フィリップ全体で共通する傾向です。
定価と中古相場の倍率
2026年7月時点での主要モデルの倍率です。
| モデル | 中古相場 | 定価に対する倍率 |
|---|---|---|
| 5811/1G-001 | 平均 約2,970万円 | 約2.2倍 |
| 5711/1A-010(廃番) | 平均 約2,284万円 | 約5.9倍 |
廃番となった5711/1A-010は、2021年1月時点の定価3,872,000円に対して約5.9倍という水準です。「定価比300%のプレミア」といった表現を見かけますが、実際の倍率はそれを大きく超えています。
現行の5811/1G-001も中古在庫はほぼ存在せず、市場に出現するのは年4本程度で、いずれも完売しているのが実態です。
定価で買うための実績作り

ここまでの前提を踏まえたうえで、それでも正規店での定価購入を目指す場合の考え方を整理します。
最初の1本はカラトラバから
ノーチラスをいきなり案内される可能性はほぼありません。現実的な出発点は、比較的入手しやすいモデルで購入履歴を作ることです。
その筆頭がカラトラバです。現行モデルの定価は537万円からと、ノーチラスより大幅に低い水準にあります。しかも興味深いことに、カラトラバは中古相場が定価を下回る「定価割れ」状態にあり、ノーチラスとは相場構造が正反対です。詳しくはカラトラバが買えない理由と定価一覧で解説しています。
カラトラバでの購入は、それ自体が満足度の高い買い物であると同時に、正規店に対して「転売目的ではない愛好家である」ことを示す実績にもなります。
正規店との関係構築で意識すべきこと
購入履歴の配分方針について、パテック フィリップも各正規販売店も公式には一切公表していません。「購入希望書の提出が必須」「アンケート記入が必要」といった具体的な手続きを断定的に説明する情報がありますが、信頼できる出典で裏付けられたものではなく、運用は店舗ごとに異なります。
確実に言えるのは、限られた在庫をどの顧客に案内するかが販売店の裁量に委ねられており、多くの店舗で既存顧客が優先されるという商習慣が存在することです。
したがって、特定の「攻略法」を探すより、一つの店舗と継続的な関係を築くほうが合理的です。正規店での具体的な立ち回りについては門前払いを回避して在庫を出してもらうコツ、外商ルートについてはパテックフィリップの外商ルート攻略法で詳しく扱っています。
転売対策と保証書の取り扱い
転売対策として、同一モデルの複数所有に制限を設けたり、保証書を一定期間店舗で預かるといった運用を行う店舗があります。ただしこれも店舗ごとの判断であり、統一されたルールが公表されているわけではありません。購入前に各店舗へ直接確認してください。
アクアノートという現実的な選択肢
ノーチラスにこだわらないのであれば、同じスポーツラインのアクアノートが選択肢に入ります。
ステンレスの5167A-001は定価4,440,000円。ノーチラスの現行ステンレスモデルと比べても取得しやすい価格帯です。ただし中古相場は平均約1,363万円と定価の約3.1倍で推移しており、前年比では約32%上昇しています。決して「買いやすい」わけではない点は理解しておく必要があります。
直近では小幅な調整局面に入っており、月3本程度が取引されています。ノーチラスに比べれば流通量があるぶん、二次流通での入手可能性は高いと言えます。
中古でノーチラスを買うときに確認すべきこと
正規店での定価購入が現実的でない以上、多くの人にとって中古・並行が実際の入手経路になります。ここでは書類まわりを中心に、パテック フィリップ公式が明示している事項を整理します。
保証書(Certificate of Origin)は再発行できない
最も重要な点です。新品購入時に付属する保証書「Certificate of Origin」には、ムーブメント番号とケース番号が記載されています。この書類はいかなる理由があっても再発行されません。パテック フィリップ公式がFAQで明言しています。
つまり書類のない個体を購入した場合、その欠落を後から埋める手段は存在しません。売却時の評価にも直結するため、中古購入では付属品の有無を最優先で確認すべきです。
アーカイブ抜粋は「真贋証明書」ではない
パテック フィリップには「アーカイブ抜粋(Extract from the Archives)」という制度があります。1839年以降の自社記録から、その個体に関する情報を転記して発行するものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 初回販売から10年以上経過した個体のみ |
| 頻度 | 同一個体につき年1回まで |
| 費用 | 500スイスフラン(対象外の場合は全額返金) |
| 発行期間 | 約10週間 |
ここで誤解されやすいのですが、パテック フィリップはこれを真贋証明とは位置づけていません。あくまで記録の「部分的な転記」です。「アーカイブ抜粋があるから本物」という説明は、公式の位置づけを超えています。
また、5811のような現行モデルは初回販売から10年を経過していないため、そもそも発行対象外です。
ケースバックは自分で開けない
ムーブメント番号の確認にはケースバックを外す必要がありますが、パテック フィリップは正規販売店または正規サービスセンター以外がこれを行うべきではないと公式に明示しています。真贋確認は正規チャンネルに一本化されているため、個人での確認は避けてください。
研磨とブレスレットの状態
ノーチラスはヘアライン仕上げと鏡面仕上げが極めて近い位置で隣接する構造のため、過度な研磨によって稜線が丸まり、造形が崩れやすいとされています。未研磨個体が研磨済み個体より高く評価される傾向も、業界では一般的に言われています。
また一体型ブレスレットは、経年により伸びが生じることがあります。ヴィンテージの3700などでは特に留意が必要です。
ただしこれらの点について、下落率などの具体的な数値を挙げている情報源は販売・買取業者のものが中心です。数字を鵜呑みにせず、現物を確認するか信頼できる販売店に相談することをおすすめします。
ノーチラスに関するよくある質問
ノーチラスは何年待てば案内されますか?
公表されている待機期間は存在しません。案内の可否は店舗ごとの裁量と入荷状況に左右されるため、「◯年待てば必ず案内される」という性質のものではありません。新規予約の受付自体を停止している店舗もあります。
50周年記念モデルはまだ買えますか?
限定合計5,000本に対して需要が集中しており、正規店経由で新規顧客に配分される可能性は極めて低い状況です。入手を目指す場合、現実的には二次流通市場が主な経路になります。
ノーチラスとアクアノートはどちらが買いやすいですか?
アクアノートのほうが相対的に入手しやすいと言えます。中古相場の倍率もノーチラスの約2.2〜5.9倍に対し、アクアノート5167A-001は約3.1倍です。ただし絶対的な難易度はいずれも高い水準にあります。
今から定価購入を目指すのは現実的ですか?
ノーチラスを最初の1本として定価購入することは、現実的ではありません。一方で、カラトラバなどから購入履歴を積み上げる長期戦であれば、可能性はゼロではありません。ただし定価自体が2年で26%上昇している以上、待機期間中に目標金額も上がり続ける点は織り込んでおく必要があります。
まとめ
- 2026年はノーチラス50周年。記念モデルは噂ではなく2026年4月に正式発表済み
- 記念モデルは腕時計3型+デスククロック1型。合計5,000本の限定
- 記念モデルはセンターセコンドと日付を廃した2針仕様で初代3700に回帰。ローターに「50 1976 – 2026」を刻印
- 現行ノーチラスの定価は584万円〜2,898万円(公式サイト表示)
- 5811/1G-001の定価は2年で約26%上昇
- 中古相場は5811/1G-001が定価の約2.2倍、廃番の5711/1A-010は約5.9倍
- ノーチラス全体の相場は前年比約40%上昇
- 5990と5726は廃番ではない。廃番は5990/1A-001のみ
- 5711もプラチナ宝飾版は現行カタログに残存している
ノーチラスを定価で買うという目標は、単独では達成困難です。カラトラバなど入手可能なモデルから関係を築く長期戦か、二次流通でプレミアムを受け入れるか——現実的な選択肢はこの二つに絞られます。
パテック フィリップ全体の購入難易度についてはパテック フィリップが正規店で買えない理由、2024年登場の新コレクションについてはキュビタスが買えない理由もあわせてご覧ください。
※本記事の定価はパテック フィリップ公式サイトの表示価格、中古相場は2026年7月時点の情報です。年間生産数はモルガン・スタンレーおよびLuxeConsultによる推計値であり、公式発表ではありません。価格は改定・市況により変動します。最新の情報は正規店および各販売店にてご確認ください。